暑い季節のコーヒーはアイスコーヒー一択になりがちだが、家にある材料を組み合わせるだけで選択肢は広がる。特別な器具がなくても試せる3つのアレンジを紹介する。
本記事でわかること
● コーヒーソーダ(コーヒー×炭酸水)の作り方と比率の目安
● スパニッシュラテ風(コーヒー×オレンジジュース)の作り方
● アフォガート(コーヒー×バニラアイス)の作り方とアレンジのポイント
● それぞれのアレンジに向いている豆の傾向
コーヒーソーダ(コーヒー×炭酸水)
材料はコーヒーと炭酸水だけ。3つのアレンジの中で最もシンプルで、今日からすぐ試せる入り口だ。コーヒーに炭酸を合わせると、苦みがさわやかに変わり、夏向きの軽い口当たりになる。
材料(目安:グラス1杯分)
● アイスコーヒー 100ml(やや濃いめに淹れたもの)
● 炭酸水 150ml
● 氷 適量
作り方
● グラスに氷をたっぷり入れる
● 炭酸水を先にグラスへ注ぐ
● アイスコーヒーを上からゆっくり静かに注ぐ
● 混ぜすぎず、そのまま飲む
※炭酸が抜けやすいため、飲む直前に作るのが基本だ。コーヒー:炭酸水の比率は2:3が目安で、好みに合わせて調整するとよい。
向いている豆の傾向
浅煎りのフルーティな豆が合いやすい。酸味が明るい豆は炭酸と組み合わせるとさわやかさが際立ち、飲みやすい仕上がりになる。エチオピアやケニアの浅煎りはシトラス感やベリー感が出やすく、コーヒーソーダとの相性がよい傾向がある。深煎りだと苦みが前面に出やすいため、浅煎り〜中煎りが扱いやすい。
アレンジのポイント
ガムシロップを少量加えて甘みをつけると飲みやすくなる。レモンを少量絞るとシトラス感がさらに増す。コーヒーをやや濃いめに淹れておくと、氷で薄まっても風味が保ちやすい。
スパニッシュラテ風(コーヒー×オレンジジュース)
コーヒーにオレンジジュースという組み合わせは意外に思えるかもしれないが、実際に試すとフルーティな酸味が重なって飲みやすい。南欧ではコーヒーとオレンジを合わせる飲み方が親しまれており、スパニッシュラテ風として自宅でも手軽に再現できる。
材料(目安:グラス1杯分)
● アイスコーヒー 100ml(やや濃いめに淹れたもの)
● オレンジジュース(果汁100%) 100ml
● 氷 適量
作り方
● グラスに氷を入れる
● オレンジジュースを先に注ぐ
● アイスコーヒーをゆっくり上から注ぐ
● 軽く混ぜて味を確かめ、好みに合わせてバランスを調整する
※コーヒーとオレンジジュースの比率は1:1が目安だ。甘みを出したい場合はジュースを多めにするとよい。
向いている豆の傾向
フルーティな個性を持つ豆が合いやすい。エチオピアのような果実感の強い豆を使うと、オレンジジュースとの方向性が揃ってまとまりのある仕上がりになる。深煎りだとコーヒーの苦みとジュースの酸味がぶつかりやすいため、浅煎り〜中煎りが向いている。
アレンジのポイント
果汁100%のオレンジジュースを使うと甘みが自然に出る。グレープフルーツジュースに変えるとより軽くすっきりした仕上がりになる。コーヒーをエスプレッソに替えると濃度が増し、ジュースとのコントラストが明確になる。
アフォガート(コーヒー×バニラアイス)
アフォガート(affogato)はイタリア語で「溺れた」を意味し、バニラアイスに熱いコーヒーを注ぐイタリアのデザートだ。認知度が高く、材料もシンプル。コーヒーの苦みとアイスの甘みが混ざっていく変化を楽しみながら食べる、3選の中でもとくに定番の一品だ。
材料(目安:1人分)
● バニラアイスクリーム 1〜2スクープ
● 熱く淹れたコーヒー(またはエスプレッソ) 50ml
作り方
● 器にバニラアイスを盛る
● コーヒーまたはエスプレッソを直前に淹れる(熱いうちに使うのがポイント)
● アイスの上から静かに注ぐ
● すぐに食べ始める(溶けていく変化が楽しめる)
※コーヒーは濃いめに淹れると、アイスの甘みとのコントラストがはっきり出る。
向いている豆の傾向
深煎りのコクと苦みのある豆が合いやすい。アイスの甘みと苦みが重なると、デザートとしてのバランスが取れやすい。中煎りでも問題なく合うが、浅煎りの酸味が強い豆だとアイスの甘みとの相性が合いにくい場合がある。
アレンジのポイント
エスプレッソで作ると、コーヒーの濃度が高まりアイスとのコントラストがより明確になる。エスプレッソマシンがなくてもモカポット(マキネッタ)や強めのドリップコーヒーで代用できるため、特別な器具がなくても試せる。より本格的な一杯を目指すなら、エスプレッソマシンを使うと濃度と風味の再現性が上がる。チョコレートソースやキャラメルソースを加えると甘みのバリエーションが広がる。
よくある質問
コーヒーソーダに合うコーヒーの濃さは?
氷と炭酸で薄まることを考えて、やや濃いめに淹れておくのが基本だ。通常のドリップコーヒーより豆の量を1〜2割増やすか、お湯の量を少し減らすと調整しやすい。
スパニッシュラテ風はホットでも作れる?
ホットのコーヒーにオレンジジュースを合わせることもできるが、酸味が際立ちやすいため温度が高い場合は少量から試して好みを確認するとよい。アイスで作る方が飲みやすい仕上がりになりやすい。
アフォガートはどのくらいのコーヒー量が適当?
アイス1スクープに対してコーヒーまたはエスプレッソ50ml程度が目安だ。多すぎるとアイスがすぐに溶けて液体になってしまうため、少量をかけて徐々に溶けていく変化を楽しむのが基本になる。
どのアレンジから始めるのが試しやすい?
材料が最も少ないコーヒーソーダが入り口として試しやすい。炭酸水はスーパーやコンビニで手に入るため、今日から試せる。次にアフォガート、スパニッシュラテ風の順で試していくと、アレンジへの慣れ方が段階的に広がっていく。
まとめ|今日から試せる夏のコーヒーアレンジ
3つのアレンジはどれも家にある材料で今日から試せる。コーヒーの楽しみ方はアイスコーヒー以外にも幅がある。
● コーヒーソーダは炭酸水だけで作れる最もシンプルな入り口。浅煎りのフルーティな豆との相性がよい
● スパニッシュラテ風はオレンジジュースとの意外な組み合わせが新鮮。果実感の強い豆が合いやすい
● アフォガートはバニラアイスと熱いコーヒーの定番の組み合わせ。深煎りの豆が向いている
豆の個性を活かしたアレンジをもっと楽しみたいと感じたら、豆善の産地にこだわった豆と、より本格的な一杯のためのEspresso Tokyoの器具が選択肢になる。