コーヒーの味わいは挽き方によって大きく変わることをご存知でしょうか。中でも粗挽きは、苦味を抑えたすっきりとした味わいが特徴です。

本記事では、粗挽きコーヒーの基本知識から適した抽出方法まで解説し、自宅で本格的なコーヒーを楽しむ知識を紹介します。

粗挽きは粒度が大きく、お湯との接触時間が長い抽出に最適で、雑味を抑えながら豆本来の風味を引き出せます。

本記事でわかること

  • 粗挽きコーヒーの特徴と粒度の目安
  • 粗挽きに適した抽出方法と器具

粗挽きの味わいを楽しむコツ

粗挽きの特徴を理解し、あなた好みの一杯を淹れましょう。

粗挽きコーヒーの基本知識

粗挽きはコーヒー豆の挽き方の中で最も粒度が大きい挽き方です。粒度とは挽いた豆の粒の大きさのことで、粗挽きは約1.0mm~2.0mm程度の大きさになります。

この挽き方は一般的にあまり聞き慣れないかもしれませんが、特定の抽出方法において最適な味わいを引き出せる重要な挽き方です。

粗挽きとはどのような挽き方か

粗挽きとは、コーヒー豆を挽いた際の粒度が最も大きい挽き方を指します。コーヒー豆の挽き方は極細挽き・細挽き・中細挽き・中挽き・粗挽きの5種類に分類され、粗挽きは最も粗い挽き方です。

粗く挽かれたコーヒー粉は、お湯との接触時間が長い抽出方法に適しています。粒が大きいことでコーヒー成分の抽出に時間がかかるためです。

パーコレーターやフレンチプレス、ネルドリップなど、粉とお湯が長時間接する抽出方法に粗挽きが向いています。金属フィルターなど目が粗いフィルターを使用する場合にも最適です。

細かすぎる挽き方だと雑味や渋みが出やすくなりますが、粗挽きは雑味を抑えたクリアな味わいが得られます。

粗挽きの粒度と大きさの目安

粗挽きの粒度は、一般的にザラメ糖程度の大きさに例えられます。具体的には約1.0mm~2.0mm程度で、グラニュー糖よりも明らかに大きい粒となります。

ただし、コーヒーミルによって挽き目の調整には幅があり、メーカーごとに基準が異なる点に注意が必要です。例えば、コーヒー器具大手メーカーのHARIOでは粗挽きを1.0~2.0mmと表示しています。

コーヒーの粉は様々な大きさの粒が混ざっているため、厳密に「◯mm以下」と定義することは難しいのが実情です。そのため、ザラメ糖を目安として視覚的に判断するのが実用的な方法といえます。

挽き方粒度の目安サイズ
極細挽き上白糖程度0.5mm以下
細挽き上白糖とグラニュー糖の中間0.5~0.8mm
中細挽きグラニュー糖程度0.5~1.0mm
中挽きグラニュー糖とザラメの中間1.0~1.5mm
粗挽きザラメ糖程度1.0~2.0mm

挽く際は、手動ミルの場合ハンドルを一定のリズムで回し、粒度を均一にすることが重要です。

粗挽きの味わいの特徴

粗挽きコーヒーの味わいは、苦味が少なく酸味がやや強いのが大きな特徴です。粒度が粗いことでお湯との接触面積が小さくなり、抽出効率が下がるため、すっきりとした軽やかな味わいになります。

細かく挽くほど表面積が増えてコーヒー成分が多く抽出され、濃く苦味の強いコーヒーになります。一方、粗く挽くと抽出が早くなり濃度がスッキリします。

ただし粗過ぎるとお湯っぽくなってしまうため、適度な粗さを見つけることが大切です。粗挽きは微粉や渋皮を抽出しにくいため、雑味のある苦味や渋みが抑えられます。

このため、胸やけや胃もたれの原因となる過度な苦味成分を避けられ、身体にも優しいコーヒーとなります。さっぱりした後味を好む方や、コーヒーの苦味が苦手な初心者の方にもおすすめの挽き方です。

粗挽きに適した抽出方法

粗挽きコーヒーは、お湯とコーヒー粉の接触時間が長い抽出方法に最適です。代表的な抽出方法として、パーコレーター・フレンチプレス・金属フィルターを使った淹れ方があります。

それぞれの方法で粗挽きならではの魅力を引き出すことができ、豆本来の風味をクリアに楽しめます。

パーコレーターでの淹れ方

パーコレーターは屋外やアウトドアでもコーヒーを楽しめる抽出器具で、粗挽きコーヒーに最適な淹れ方の一つです。お湯が入ったポットにコーヒー粉を詰めたバスケットを入れて火にかけ、煮出すような方法で抽出します。

コーヒー粉をセットするバスケットは金属製で目が粗いため、粗挽きでないと粉が通り抜けてしまいます。また火にかけて時間をかけて抽出するため、細挽きだと雑味が出やすくなりますが、粗挽きなら雑味を抑えられます。

パーコレーターでの抽出は、火にかける時間によって濃度を調整できるのが特徴です。一般的には5~10分程度火にかけますが、好みの濃さになったら火を止めます。

キャンプなどアウトドアシーンで人気の淹れ方で、粗挽きコーヒーのスッキリとした味わいを楽しめます。

フレンチプレスでの淹れ方

フレンチプレスは、ガラスやステンレス製のポットにコーヒー粉と熱湯を注ぎ、金属製のフィルターでプレスして抽出する方法です。粗挽きが最も適した抽出方法の一つとされています。

コーヒー粉をお湯にしばらくの時間つけておくため、雑味が出にくい粗挽きは相性が良好です。ペーパーフィルターを通さない分、コーヒーの油分もダイレクトに抽出され、豆本来の味わいを楽しめます。

フレンチプレスでの具体的な手順は、まず粗挽きのコーヒー粉10~12gをポットに入れ、約90~95度のお湯150~180mlを注ぎます。4分程度蒸らしてからプレスし、カップに注いで完成です。

抽出時間を調整することで、好みの濃さに仕上げられます。雑味を抑えたクリアな味わいが特徴で、粗挽きコーヒーの魅力を存分に味わえる淹れ方です。

金属フィルターでの淹れ方

金属フィルターを使ったドリップも、粗挽きコーヒーに適した抽出方法です。ステンレスなど目の粗い金属フィルターでドリップする場合、粗挽きのコーヒー粉が向いています。

ペーパーフィルターと比べて目が粗いため、細挽きだと粉がフィルターを通過してしまう可能性がありますが、粗挽きなら適切に濾過できます。金属フィルターの特徴は、コーヒーオイルを通すため、豆の風味をダイレクトに楽しめる点です。

ネルドリップも布の目が粗いため、粗挽きが適しています。布フィルターは使用後の手入れが必要ですが、コーヒーの旨みを引き出しやすい抽出方法として知られています。

金属フィルターでの淹れ方は、ペーパードリップと同様の手順ですが、お湯を注ぐスピードをやや遅めにすることで、適切な抽出時間を確保できます。粗挽きならではのクリアな味わいと、豊かな香りを楽しめる淹れ方です。

粗挽きを楽しむ器具選び

粗挽きコーヒーを楽しむには、適切な器具選びが重要です。Espresso Tokyoでは、コーヒーの味わいを引き出す高品質な器具を取り揃えています。

MagMa Dripperは初心者でも簡単に雑味が取れ、甘みを得られやすい抽出が可能です。W字型の形状により最高の甘みを実現します。

コーヒーキャニスターは、内部の空気をボタン1つで抜き、豆の酸化を防ぎます。粗挽きでも鮮度が保たれていれば、豊かな風味を楽しめます。

▼Espresso Tokyoの商品一覧はこちらhttps://espressotokyo.jp/collections/coffee-machine

高品質な器具で、自宅でも最高の一杯を抽出できるでしょう。

よくある質問|粗挽きコーヒー

粗挽きと細挽きの違いは何か

粗挽きと細挽きの主な違いは、粒度の大きさと抽出される味わいです。粗挽きはザラメ糖程度の1.0~2.0mm、細挽きは上白糖とグラニュー糖の中間程度の0.5~0.8mmとなります。

細かく挽くほど、お湯との接触面積が大きくなり、抽出効率が高まります。その結果、濃く苦味の強いコーヒーになります。

一方、粗く挽くと抽出効率が下がり、苦味が少なく酸味がやや強い、すっきりとした味わいになります。また、細挽きは短時間抽出に向き、粗挽きは長時間抽出に向いているという違いもあります。

細挽きはエスプレッソや水出しコーヒーに、粗挽きはパーコレーターやフレンチプレスに適しています。同じコーヒー豆でも、挽き方を変えるだけで味わいが大きく変わるため、好みに合わせて調整するのがおすすめです。

粗挽きに適した豆の選び方

粗挽きに適したコーヒー豆は、基本的にどの産地の豆でも使用できますが、豆の特性を理解して選ぶとより美味しく楽しめます。粗挽きは苦味が少なく酸味が出やすいため、酸味の特徴を持つ豆との相性が良好です。

例えば、浅煎りから中煎りの豆は酸味が活きやすく、粗挽きでスッキリとした味わいに仕上がります。一方、深煎りの豆を粗挽きにすると、苦味が抑えられてまろやかな味わいになります。

また、焙煎度によって調整するのも効果的です。浅煎り豆なら中~粗挽きで軽やかに、深煎り豆なら粗挽きで濃厚に仕上げると、豆本来の味が活きやすくなります。

重要なのは、挽く直前まで豆の状態で保存することです。コーヒーは粉にすると酸化が進み、豆の状態なら適切に保存すれば30日程度美味しく楽しめます。

粗挽きコーヒーの保存方法

粗挽きコーヒーは、豆の状態よりも酸化しやすいため、適切な保存方法が重要です。コーヒーは粉にすると空気と接する表面積が豆の時に比べ数百倍となり、酸化しやすく香り成分が飛びやすくなります。

粉の状態だと7~10日程度がおいしく飲める期限とされています。そのため、抽出直前に使う分量だけ挽くことをおすすめします。

やむを得ず粗挽きの状態で保存する場合は、密閉容器に入れ、高温多湿を避け直射日光が当たらない場所で保管しましょう。冷蔵庫や冷凍庫での保存も可能ですが、結露に注意が必要です。

最も理想的なのは、豆の状態で購入し保存することです。豆の状態なら適切に保存できれば30日程度はおいしく楽しめます。

コーヒー豆の天敵は酸化です。Espresso Tokyoコーヒーキャニスターのように、内部の空気を抜ける容器を使えば、鮮度を長く保つことができます。

まとめ|粗挽きで味わいを楽しもう

粗挽きコーヒーは、苦味を抑えたすっきりとした味わいが特徴です。ザラメ糖程度の粒度で、パーコレーターやフレンチプレスなど接触時間が長い抽出に最適です。

雑味を抑えながら豆本来の風味を引き出せるため、苦味が苦手な方やクリアな味わいを求める方におすすめです。挽き方を変えるだけで味は変わります。

本格的なコーヒーを楽しむなら、器具選びも重要です。Espresso Tokyoでは、味わいを引き出す高品質な器具を取り揃えています。

最高の一杯を抽出したい想いを、ぜひ当社の器具でお手伝いさせてください。